「マネーの虎」の南原竜樹さんはホームレスから奇跡の復活

公開日: 更新日:

「普通の人なら胃に100個くらい穴が開くような経験をしてきましたけど、幸い、鈍感力は世界一なんです、ハハハ。ただ、そんな思いをして育ててきた事業を、この1年かけてすべて売却しているところ。私ももう59歳。ある日突然、倒れないとも限りません。私が元気で、かつ会社が伸びているうちに売却したほうが従業員らみんなにとって幸せだと思い、売却することにしました」

 え、じゃあ、引退に向けて整理しているの!?

「いえ、引退には早い。人生ゲームを振り出しに戻し、借金せずに若い社員3~5人でAIを使った新しいサービスをしたら面白いかなとか、考えているところです。若い会社の顧問に、という依頼もありますね」

 もう十分稼いで、悠々自適なんだろうなぁ。

「いえ、私個人はほとんど財産はありませんよ。不動産も車も持っていません。あるのは貯金60万円と20万円のゴルフクラブのセットぐらい。給料は今は手取り月150万円ですが、これも7月末の決算時に大幅に下げる予定です。意外かもしれませんけど、僕はぜいたくしないんです。『¥マネーの虎』に出ていた頃なんて年収250万円。このシャツは10年以上着ているし、私物はメルカリで、もう随分、断捨離しました。これからはジーパン3本あればいいかな、と思っています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし