公取委推進「芸能界大改革」にジャニーズも吉本も戦々恐々

公開日: 更新日:

 芸能界に風穴をあけることができるか――。

 公正取引委員会は27日、自民党の競争政策調査会で、芸能事務所がタレントと交わす契約や取引について、具体的にどのようなケースが独占禁止法に抵触する問題となるのかを発表した。

 それによれば、以下のような行為が、独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」や「取引妨害」にあたる恐れがあるという。

①移籍・独立をあきらめさせる

②事務所の意向による一方的な契約更新

③著しく低い報酬で活動させる

④出演先や移籍先に圧力をかけて独立後の活動を妨害

 今後、芸能事務所や業界団体に周知を図り、改善を支援していくという。

 公取委が芸能界に対してこうした見解を示すのは初めてだが、「芸能人はなぜ干されるのか?」の著者で、2017年には公取委で「独占禁止法をめぐる芸能界の諸問題」の講演も行ったジャーナリストの星野陽平氏はこう話す。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン