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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

社会経験で自信をつけた根は真面目な若槻千夏の横綱トーク

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「個人的にタレント名鑑作ってるんですよ」(若槻千夏テレビ東京「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」9月23日放送)

 かつて「おバカタレント」の代表格として大ブレークを果たした若槻千夏(35)。しかし、2006年ごろに芸能界を休業。自身のブランドなどを立ち上げ、その中から「クマタン」というキャラクターが大ヒットした。

 そんな中、15年にテレビの世界にも舞い戻ってきた。彼女がテレビに出る上で準備していることを明かしたことを今週は取り上げたい。

 そこにはゴシップ情報などを書き込むのではない。共演した上で現場で感じたことだけをメモしていく。そうすることで、この人とはちょっとやり合いできるなとか、この人は冗談が通じないなといったことが見えてくるというのだ。

 若槻は17歳の時に渋谷で歩いているところをスカウトされ、芸能界入り。ほとんど苦労知らずのままブレークし、テレビで引っ張りだこになった。そこで彼女は壁にぶち当たった。もともと、根が真面目で悩みやすいタイプだった彼女は22歳になった頃、「自分はバラエティーに向いているんだろうか」という思いが大きくなっていった。

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