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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ファンにも自分にもウソをつけない早見あかりの正直さ

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 彼女は自分を偽り、アイドルらしくファンに笑顔を振りまき、愛想のいい対応をすることができなかった。その結果、個別握手会での他のメンバーとの列の差は歴然だった。

 早見の脱退後、ももクロは精神的支柱の彼女が抜けた穴を5人全員で埋めようと、それぞれがたくましく自立し、夢だった「NHK紅白歌合戦」に翌12年に初出場を果たした。彼女たちの存在はどんどん大きなものになっていった。

「ももクロを辞めるときも、絶対に6人でやっていたほうが楽だってわかっていたんです。5人の仲間の支えがあるから。それにももいろクローバーとして有名になってから、自分の進みたい道に進んだほうが楽だってこともわかっていた」(太田出版「Quick Japan」vol.106=13年2月9日発売)

 そう語る早見だったが、自分にウソはつけなかった。中途半端にアイドルを続けるのは、メンバーにもファンにも自分にも失礼だと思ったのだろう。だからこそ、今でも何のわだかまりもなく旧友たちのライブに足を運び、その背中を見て活力を得ることができている。

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