プロ野球界が誇る不滅の記録…14歳で契約、大谷翔平だけじゃない「投手と打者」での成功例
90年以上も破られない記録がプロ野球史に隠れている。14歳、つまり現在の中学2年生でプロ球団と契約し、投手と打者で大成功した西沢道夫という選手である。
1935(昭和10)年11月、東京・品川区の高等小学校2年の西沢少年は家族の勧めで名古屋軍のテストを受け、投手として合格する。プロ野球の公式戦は翌36年から始まるのだが、名古屋軍は球団創立とともに、いち早くテストによる選手獲得に力を注いだ。その中に手足の長い長身の西沢がおり、首脳陣が素質を見抜いた。
身分は“養成選手”。年齢から選手登録ができなかったからで、初のシーズンが始まった36年は体力づくりに徹した。37年9月5日に初登板。21年9月1日生まれだったから16歳4日のデビューで、これも最年少デビューとして記録に残る。
40年に20勝を挙げた。防御率1.92、チーム58勝の35%を19歳が稼いだのである。この若きエースは42年5月24日の大洋戦(後楽園球場)で延長二十八回(4-4の引き分け)を311球で投げ切った。これも最長イニング試合記録として公式記録にある。


















