著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「日本銀行券」の価値を疑う時代へ突入か 通貨システムは転換期

公開日: 更新日:

「お金は墓場に持っていけない」

 昔から言われ尽くしたこの格言を、今、街を歩くシニアたちは地で行っている。

「イマ活」や「ご自愛」と称し、自分の人生に惜しみなく熱量を注ぐその姿は、単なる放蕩ではない。

 実は、通貨システムの歴史的な転換を本能的に察知した、極めて合理的な生存戦略に見えるのだ。

 振り返れば、われわれは「日本銀行券」の価値を疑わずに生きてきた。裏付けは日銀の信用と、国の徴税権という伝家の宝刀だ。

 しかし、聖徳太子が教科書から姿を消したように、絶対と思われた常識も時代の激流のなかでは脆くも崩れ去る。

 今、その既存の枠組みを根底から突き崩そうとしているのがAIとエネルギーの革命だ。

 AIが進化し、あらゆる供給制約が消滅する近未来。物資は安価にあふれ、ベーシックインカムが現実味を帯びる。

 そこでは「稼ぐために働く」という概念自体が陳腐化し、労働は純粋な「趣味」や「自己表現」へと異次元の突入を果たす。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    趣里「大空港」視聴率好調も評価は伸び悩み…父・水谷豊「相棒」後継への期待と“日本的な弱点”

  2. 2

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  3. 3

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  4. 4

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  5. 5

    スマスロ『L戦国乙女5』は前評判での「覇権台」が裏目に…ユーザーの厳しい意見に今後のホールの対応は?

  1. 6

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 7

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  3. 8

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 9

    働かない高市首相がお盆休み満喫…4日間「終日公邸」おこもり、いよいよ剥がれる“鉄の女”のメッキ

  5. 10

    消費税政局なんてありゃしない 誰も高市早苗を引きずり降ろせない歯がゆさと暗澹