碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

シリーズ6弾「ドクターX」を支える定番だからこその新規性

公開日: 更新日:

 2012年に始まった「ドクターX~外科医・大門未知子~」も、今期で第6シリーズとなる。いかなる場合も最後は天才外科医の活躍で大団円。それは視聴者も承知の上だが、以前と変わらないだけでは飽きてしまう。

 基本的な世界観は維持しながら、常に意外性を盛り込んでいくことが肝心だ。このシリーズはその努力を忘れていない。

 第4話では有名陸上選手の「滑膜肉腫」に対処しながら、同時に外科部長・潮(ユースケ・サンタマリア)の母親(倍賞美津子)が、「認知症」ではなく「水頭症」であることを突き止めた。

 また先週の第6話。難病である「後腹膜原発胚細胞腫瘍」の少女を登場させたが、本命の手術は売名のために少女を支援していた青年実業家(平岡祐太)の「肝細胞がん」のほうだった。

 いわばストーリーの2車線化だ。ある患者の難しい手術が見せ場と思わせて、途中から別の患者のもっと困難な現場へと移っていく。高速道路で一気に追い越し車線に入っていく感じだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新型コロナ感染拡大で現実味…東京五輪返上で20兆円消失

  2. 2

    東出昌大は「帰宅拒否症」だった“理想の夫婦”の哀しい現実

  3. 3

    鈴木杏樹に「4000円ラブホ不倫」報道 超モテモテの評判も

  4. 4

    安倍首相グルメ三昧 コロナ対策会議わずか10分のデタラメ

  5. 5

    小田嶋隆氏「最大の罪は国の文化と社会を破壊したこと」

  6. 6

    竹内涼真「テセウス」大健闘 視聴者“予定調和好き”異変か

  7. 7

    東出昌大は「不倫常習者の典型」と識者…杏は苦しい決断に

  8. 8

    「テセウスの船」好調の裏で…上野樹里“主役食い”の懸念

  9. 9

    女性がNHK大河ソッポ 長谷川博己“若い明智光秀”なぜ不評?

  10. 10

    幹線道路沿い“売土地”が…地方はいつまでも成約しない現実

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る