NHK紅白の低視聴率は想定内 令和は多様化路線に大転換

公開日: 更新日:

■「桃組」結成も

 紅組の大トリ、MISIAもまた、LGBTQの象徴・レインボーフラッグを背に、ドラァグクイーンらがダンサーやコーラスで登場。紅白入り乱れてまるで“桃組”と化したステージになり、もはや男女対抗という紅白ルールは完全に形骸化してしまった。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「NHK自ら紅白対決というルールを覆したかのよう。氷川さんの自分らしさを採用するという時代を読んだ企画力は称賛に値すると思います。また氷川さんとMISIAさん2人の圧倒的な歌唱力が説得力となり、視聴者は拒否反応どころか高評価。未来が期待できる展開でした」

 特別出演ばかりが増えすぎて本来の歌合戦の体も崩壊。紅白復活の起死回生策は、ダイバーシティー路線への思い切った転換かもしれない。

【写真特集】令和初の開催 第70回NHK紅白歌合戦ー前半ー

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発