NHK紅白の低視聴率は想定内 令和は多様化路線に大転換

公開日: 更新日:

■「桃組」結成も

 紅組の大トリ、MISIAもまた、LGBTQの象徴・レインボーフラッグを背に、ドラァグクイーンらがダンサーやコーラスで登場。紅白入り乱れてまるで“桃組”と化したステージになり、もはや男女対抗という紅白ルールは完全に形骸化してしまった。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「NHK自ら紅白対決というルールを覆したかのよう。氷川さんの自分らしさを採用するという時代を読んだ企画力は称賛に値すると思います。また氷川さんとMISIAさん2人の圧倒的な歌唱力が説得力となり、視聴者は拒否反応どころか高評価。未来が期待できる展開でした」

 特別出演ばかりが増えすぎて本来の歌合戦の体も崩壊。紅白復活の起死回生策は、ダイバーシティー路線への思い切った転換かもしれない。

【写真特集】令和初の開催 第70回NHK紅白歌合戦ー前半ー

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い