チェリスト柏木広樹さん 付いたあだ名はキョードー全日本

公開日: 更新日:

「羽根屋」は石高は少ないものの、品質は海外で高く評価されている。日本酒の銘柄を題材にした曲作りとはいかにも酒好きの柏木さんらしく、メロディーも凝っている。

「米が発酵される時の酵母の音を表現するのに工夫しました。それから和を感じさせたくて、尺八の演奏を藤原道山くんに頼んで入れました」

 チェロの音色と日本酒のまろやかさが織り交ざり、一杯やりながら聴いたら、心地よく酔えそうだ。ところで、柏木さんは全国の酒とグルメの情報通でもある。

「デビューして約30年になります。全国のいろんな店といいお付き合いをしています。例えば、金沢のお寿司屋さん。寿司ネタに限りなく触らないという大将の神業に惚れました。大将の仕事ぶりを見ながら飲む地元の『菊姫』がたまらなかった。残念ながら大将は亡くなってしまったのですが。それで今はお弟子さんの店に行ってます。昼も夜もお客さんが一回転しかしない店で、『一人がこなせるのはこの人数が目いっぱい』ととことんこだわっている。予約を取るのが大変な店です」


「鳥取のカニも絶品。境港にあがる松葉ガニですが、食べるとうま過ぎて涙が出ます。凍ったカニ味噌のシャーベットを味わったり、いろんなカニ料理を食べて、最後は鍋です。その店は日本酒も焼酎も充実していて最高です」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」