吉高由里子の新境地?「知らなくていいコト」は考察ドラマ

公開日: 更新日:

「原作モノのドラマが多い昨今、16年と昨年のこの枠で放送された『家売るオンナ』や、18年のTBS系『大恋愛』などで存在感を見せるベテラン大石静さんが、オリジナル脚本ならではの連ドラの醍醐味を提示してくれるはずです」

 そういえば1話完結、事件もの、分かりやすい共感と感動……そういった“数字が稼ぎやすい”手法とは一線を画した大胆なやり方で話題を呼んだのが、昨年の日テレドラマだ。

 特に“日曜ドラマ”の「3年A組―今から皆さんは、人質です―」や「あなたの番です」で目立った。視聴者がネット上でドラマの展開などを“検証”したり“考察”したりする要素は、今回の「知らなくていいコト」にもありそうだ。

「その一方で、秋吉久美子や倍賞美津子昭和の個性派女優を使ったり、この枠で18年に放送した『獣になれない私たち』でヒロインの新垣結衣を苦しめたパワハラ社長役の山内圭哉が似たようなキャラでデスクを演じたりと、新旧世代に訴求する仕掛けもある。この枠に限らず、連ドラ苦難の時代、今の地上波GP(ゴールデン・プライム)帯連ドラにできることを必死に模索しているのではないでしょうか」(亀井徳明氏)

 もっとも、その挑戦の成否を測るメインの指標が、いまだに世帯視聴率であることが問題なのだが……。“働く女子の共感”以外の要素も加わって、吉高も新境地開拓なるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方