「テセウスの船」主役食い 柴崎楓雅の“魔少年”ぶりと目力

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「柴崎クンが演じるのは、安藤政信さん(44)が演じる『みきお』の小学生時代です。安藤さんも美形だけど得体の知れない不気味な役をやらせたら、うまいしハマる。<可愛いけど怖すぎる>柴崎クンのみきおが成長したら、安藤さんのみきおになるだろうなと、すんなり受け入れられました。スタッフも、安藤さんの子役として、よくぞ柴崎クンを選んでくれたと、拍手を送りたいですね」

 日本で子役といえば、鈴木福(15)や芦田愛菜(15)のように無邪気で可愛いタイプや、かつての柳楽優弥(29)のように寂しげな美少年がウケやすいが、柴崎はいずれでもない。

「はっきり言って柴崎クンの“目力”は、主役の竹内さんを超えているとすら感じます。悪いことを悪いことと思っていない、まるでゲーム感覚で、罪悪感を覚えないサイコパス的な魔少年を、本当に上手に演じています。背筋がゾワッとする感じは、2009年公開の米ホラー映画『エスター』で“魔少女”を演じたイザベル・ファーマン(23)を彷彿とさせる。子役として妙な色が付くことを嫌がる場合もありますが、周囲がうまく、柴崎クンの才能を伸ばしてあげてほしいと思いますね」(前出の山下真夏氏)

 まだ11歳。「テセウスの船」が終わってからも楽しみな子役だ。

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