活力の源「好きな酒やめる気はない」コロナ禍の銀座を憂慮

公開日: 更新日:

 でも酒は活力の源。やめる気はない。コロナウイルス禍の前は、夕方5時に会社の業務が終わると(実は水道メーター会社「ニッコク」の社長も務めている)、晩飯を一人で食べるのは嫌だからと、誰かを誘っていた。たいていは銀座の女の子だ。

「カウンターの隅で一人黙々と食べていても絵にならないし、味気ないじゃないですか。やはり人と飲みながら、しゃべりながらの方が楽しいですよ。それで女の子に電話すると『同伴してくれるなら付き合うわ』と言われてね。結局、食事で終わらず、そのあとも飲みに行ってしまいましたね」

 エンジンがかかって、もう一軒となることもしばしば。帰宅は深夜1時、2時だった。この猪突猛進ぶりは昔から変わらない。

「しかし今、自粛要請で銀座は泣いていますよ。出勤調整で売り上げの少ない子はもう来なくていいとかね。それに銀座は現金で飲む人がほとんどいないでしょう。たいていツケですからね。女の子の給料も、仕入れ代も、店が立て替えなきゃいけないし、こんな事態になると非常に厳しい。本当に早く終息してほしいと思います」 =つづく

(ジャーナリスト・松田亜希子)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態