今後やりたいこと? 亡くなった女房ともう一度結婚したい

公開日: 更新日:

 最後の思い出は、亡くなる直前に娘と3人でしたニューヨーク旅行だ。

「女房がニューヨークの画廊に、どうしても欲しい絵があると言うんです。抗がん剤が順調に効いているから行ってもいいと、主治医が許可してくれましてね。着いて5日間は元気だったんですが、帰る前日に倒れて、意識のないまま帰国。成田から病院に直行でした」

 1週間後に永眠。家族全員で最期をみとった。ニューヨークで購入し、船便で送ったチャールズ・バーチフィールドという画家の作品は葬儀に間に合わず、届いたのは約2カ月後だった。

「なぜ彼女はこれを選んだのかなと不思議です。花園の真ん中から、すーっと白い雲のような線が空に向かって伸びている絵なんです。まるで魂が天に昇っていくようで、眺めていると切なくなりますね」

 今後やりたいことは? と問いかけると、答えは「再婚ですね。もう一度、女房と結婚したい」だった。

(ジャーナリスト・松田亜希子)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ