中村倫也「美食探偵」はパッとせず…“自宅動画”好評なワケ

公開日: 更新日:

 おぜん立てはバッチリ。長引く巣ごもり生活で新作ドラマ需要も高まっているはず、だ。

「確かにコロナ禍以前なら数字も取れたでしょうが……今じゃない」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏が、こう続ける。

「ネット上の書き込みなどを見ていると、原作を知らない視聴者は『美食探偵』というタイトルから、もっとコミカルなドラマを想像していたようです。ところが実際には過激な殺害描写もあって笑えません。ただでさえ“コロナ疲れ”の今、気持ちが落ちそうな、シリアスなドラマは見たくないというのが本音でしょう。初回だけ見て離脱したという声も少なくありません」

 日テレの日曜夜枠は、昨年1月期の「3年A組―今から皆さんは、人質です―」や、同4、7月期の「あなたの番です」など“挑戦的”なドラマで知られるが、どうやら「美食探偵」はそれがアダになったというか、タイミングが悪すぎた。

「そもそも女性ファンは中村さんに、ふんわりとした癒やしを求めています。中村さんが現在、所属事務所のYouTubeチャンネルで配信している動画『中村さんちの自宅から。』は、まさにドンピシャ。自宅キッチンで料理をしている姿なんかを披露し、女性ファンをキュンキュンさせています。こちらは、初回(4月15日)の視聴回数がすでに100万回超えと大好評。ファンが求める“可愛い倫也クン”を堪能できます」(山下真夏氏)

 こんなところにもコロナ禍の影響が出ているようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー