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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

赤塚不二夫編<9>鬼籍に入る直前に縁が深い3人が次々と…

公開日: 更新日:

 私も含め多くの人が顔を出した。先生のお見舞いを兼ねて夫人の励ましと話し相手でもあった。ワインとピザで思い出話に笑いこける夜もあった。夫人も常にポジティブ思考。いつも明るく振る舞っていた。懸命に看病を続ける夫人に悲劇が起きた。急性くも膜下出血で倒れたと一報が入った。

 それでも、「病室だったからすぐに手術できた」と、周囲は安堵していた。実際、一時は話せるぐらいまでに回復。後はリハビリだけと思っていたのが、容体が急変。2006年7月、手術から1カ月で帰らぬ人(享年56)となった。赤塚氏入院から4年のことだった。やはり長きにわたる看病生活が精神的な負担をかけていたのだろう。

 意識のない夫は妻の死を知る由もないが、「天井を見つめる目が潤んでいるようだった」という話を看護師さんから聞いた。

 さらに悲劇は続く。赤塚氏の前夫人・登茂子さんが2008年7月30日に急死(享年68)。赤塚氏が亡くなる3日前のことである。先生と縁の深い3人の死。いまだに不思議でならないが、私なりにこう解釈している。

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