自由奔放に生きるのが芸人 女遊びしたっていいじゃない

公開日: 更新日:

■不自由な世の中になった

 最後に、マギーの芸人哲学を聞いてみた。

「僕はあんまりバラエティー番組に出ないでしょ。特にクイズ番組にはね。それは中卒なんで、物を知らないから。出たら一問くらい答えたいけど、悲しいかな、知識も教養もない。最近は高学歴の芸人がクイズ番組に出て、競って答えてる。それを見てると、一流大学を出た人は芸人になって欲しくないと思いますね。他の職業に就いてもやっていけるじゃないのって」

 確かに、「別に芸人にならなくてもよかったのに」と思えるお笑いタレントが大勢いる。

「僕は、芸人は罪さえ犯さなきゃ何をやってもいいと思ってます。自由奔放に生きるのが芸人なのに、近頃はちょっと一般常識からはずれたことをしただけでマスコミに叩かれる。芸人が女遊びしたっていいじゃない。ホント、不自由な世の中になっちゃったよね」

 昔ながらの芸人かたぎを持つマギーの嘆きである。(おわり)

(聞き手・吉川潮)

▽本名・野澤司郎。1946(昭和21)年3月17日生まれ。茨城県下館町(現・筑西市)出身。17歳で上京。20歳からプロのマジシャンとして活動開始。現在はマギー一門の領袖として多くの弟子を抱える。日本奇術協会相談役。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束