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コトブキツカサ映画パーソナリティー

1973年、静岡県生まれ。映画パーソナリティー&映画心理カウンセラー。有働由美子、マツコ・デラックスと同じナチュラルエイトに所属。ハリウッドのエピソードから心理まで多角的に作品を網羅。水道橋博士も信頼を寄せる映画専門家。

岡田晴恵様「25年目のキス」仕事と発信者の容姿は関係ない

公開日: 更新日:

 新型コロナ禍で最もメディアに登場し、別名“コロナの女王”と呼ばれている岡田晴恵氏。次第に服装やヘアメークも洗練され、ついにはワタナベエンターテインメントとマネジメント契約を結び、2020年上半期のTV番組出演数はお笑いコンビ、ハリセンボンの近藤春菜氏と並び芸能人女性1位に。

 一部の視聴者や同業者そして医療関係者からは「コロナは怖いと過剰にあおっている」と批判が続出し、コロナのデマゴーグとまで言われるほど。最近では以前よりほっそりとしたルックスで花柄の衣装をまとい眼鏡を外して装飾品を光らせていました。

 そんな岡田氏に今回処方したい映画は、ドリュー・バリモア主演の「25年目のキス」(ラジャ・ゴズネル監督)です。この作品は新聞社勤務の冴えないコピーエディターのジョジーが、10代の実態をリポートするため、年齢を偽って高校に潜入取材する物語です。ジョジーは学生時代成績優秀だが、ダサい格好のせいでクラスメートたちからいじめられていたことを引きずり、社会に出てからも内向的。そんな彼女の潜入取材は、初日から失敗の連続でオドオドしてばかり。しかし、一緒に潜入してくれた弟や英語の先生や友達からの励ましを受け、次第に自信をつけてゆく。登校初日、あまりにも気合が入りすぎた服で浮いてしまったジョジーに、普段は地味な大学教授が気合を入れてテレビ出演しているであろう岡田氏の姿が重なります。

 急激にメディア露出したため、ネットを中心に視聴者や同業者からの風当たりも強いようですが、コロナの恐怖を伝える仕事と岡田氏のルックスの進化は関係ありません。主人公のジョジーのように自分に自信をもって発信して欲しい、コロナが沈静化するまで啓蒙活動にいそしんでいただきたいと思います。

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