著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

広瀬アリスはパワフルでよく笑うエネルギッシュな個性派

公開日: 更新日:

 ボーイッシュだったので、デビュー当時は映画やCMのオーディションの書類が間違って男子に分類されたことがあるというエピソードを、所属事務所のスタッフから聞いた。

 もうすぐ26歳になる今では、シックな秋服が似合うオトナの女性になったが、よく笑う人という部分は変わっていない。

 NHK朝ドラ「わろてんか」で松尾諭とコンビを組む大阪の漫才師を演じ、滝藤賢一とダブル主演した「探偵が早すぎる」(日本テレビ系)でもコメディーでのパワフルな演技を見せた。当時インタビューした時に「私みたいに、ここまで振り切ってやっている女優さんを、あまり見たことがないです」(「日経エンタテインメント!」18年10月号)と話していたことが強く印象に残っている。

 妹の広瀬すずが、静かなので近づいてきても気が付かないEVのように、いつの間にか演技のスイッチが入っているタイプの女優なのに対して、姉のアリスは、アクセルを踏み込むと急加速でトップスピードに達するスポーツカーのように、短い時間でテンションを最大地点まで持っていくのがうまい、エネルギッシュな個性派女優だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」