著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

「シン・エヴァ劇場版」興収100億円も…何がすごいのか?

公開日: 更新日:

 しかし今回「シン・エヴァ」を見ても、筆者はシンジに腹が立つどころか、彼はすごいと素直に思った。ある種、彼に感じていた嫌悪感は「同族嫌悪」に近かったのかもしれない。完結編を見届ける間にシンジ同様、筆者も大人になってしまったらしい。エヴァンゲリオンが完結した今、筆者にとってエヴァは「子供が大人になることを受け入れる物語」として映った。そして「汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン」から降りるということは、そのメタファーのようにも感じられた。もう2度と乗れない電車をなんの覚悟もなく降りてしまうような瞬間が、我々の人生にも多くある。

 そんな瞬間を、エヴァンゲリオンという作品は26年という時間をかけて緻密に、そして丹精に描いていたように感じる。「シン・エヴァ」のエンドロールが終わって、劇場の電気が点いているのに放心状態でしばらく動けなかった。理解することはナンセンスだと思っているのに、どうしても理解したくなって私は近々、2度目の「シン・エヴァ」を見に行くだろう。全ての子供だった大人たちに、シンジたちの姿をぜひ、見届けて欲しい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮