山崎育三郎「みんなのうたフェス」で輝く"エールロス"払拭

公開日: 更新日:

■月9ドラマ「イチケイ」「監察医 朝顔」に出演

 現在、山崎は月9ドラマ「イチケイのカラス」(フジテレビ系)に、正義感の強いクールな検事・井出伊織役で出演している。同じ月9の前クールで放送されていた「監察医 朝顔」の最終話でも同役で“クロスオーバー出演”した。テレビ各局は、主役でなくても山崎にドラマを盛り上げてもらいたいと考えているということだろう。

 今や、俳優としても人気実力ともにトップクラスの山崎だが、俳優としてのキャリアはそれほど長くはない。山崎は21年4月7日配信のフリーアナウンサーの島田薫氏のインタビュー記事で、〈高校生の時に30歳までに『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『モーツァルト!』『エリザベート』に出る」と、目標を掲げ、29歳の時にそのすべてに出演することができました。そして、目標達成を機に、映像の世界にも挑戦することを決意しました〉と答えている。

「山崎さんは若い頃から“ミュージカルのプリンス”と呼ばれ注目されました。ただ、世間的にはどうしても6年前に結婚した”元モーニング娘。安倍なつみさんの夫“というイメージがつきまとってきました。それを払拭するには、やはり自らメディアに出演しなければならないと決意したのでしょう。すごいのは、16年にTBSドラマ『下町ロケット』に出演すると、すぐさましっかり結果を残したこと。その後も着実にキャリアを重ね、今では俳優としても根強い人気絶大です。だからといって、俳優業に完全シフトしたわけでもなく、人気に便乗してCMで荒稼ぎするようなこともない。変わらぬペースでミュージカルに出演し続け、今年はミュージカルファンが選ぶ『好きなミュージカル俳優』の1位にも選ばれました。彼のエンターテイナーとしての中心はあくまでミュージカルであり、そこは一切ブレない。そんな硬派なところにもファンは魅了されているのだと思います」(前出・弘世一紀氏)

 私生活では、二児の父でもある山崎。それでもプリンスとしての姿に徹する姿勢もファンの心をつかんでやまないのかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった