細田昌志
著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。著書に「坂本龍馬はいなかった」(彩図社)、「ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか? 」(イースト新書)、「沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―」(新潮社)がある。メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」に執筆中。

神楽坂浮子は“銀座の女”をテーマにして作詞家デビューした

公開日: 更新日:

 深川出身の神楽坂浮子は、芸者として活動するかたわら、歌手になろうと作曲家の古賀政男に弟子入りした変わり種である。程なくして「私なんだか変テコリン」(作詞・吉川静夫/作曲・清水保雄)でデビューした、いわば“現役芸者歌手”のハシリだった。その後「十九の春」がヒット。一躍スターの座を掴み、1958年には「三味線フラ」、61年には「東京の下町娘」で2度、「NHK紅白歌合戦」に出場している。その後も「三味線ドドンパ」「芸者エレジー」「舞妓さんこんばんは」など“お座敷ソング”を立て続けにリリースしたが、次第に飽きられるようになっていた。

 そこで、彼女は“銀座の女”に目を付けた。というのも「エスポワール」の川辺るみ子と、「おそめ」の上羽秀をモデルにした川口松太郎の小説「夜の蝶」がベストセラーとなり、映画にまでなったことで、夜の銀座がにわかに注目されるようになっていた。世の男の関心が芸者との“お座敷遊び”から、ホステスとの“クラブ活動”に移行しつつあったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭の気になる進退…コロナ禍の誕生日パーティーで大炎上、ファンもドン引き

  2. 2

    菅総理は「ご飯論法」にさえなっていない 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ

  3. 3

    MISIA「君が代」斉唱は絶賛だが…東京五輪開会式で“大損”させられた芸能人

  4. 4

    AKB48“未婚の初代神7”小嶋陽菜 ゴールインは大島優子の結婚報道でむしろ「遠のいた」

  5. 5

    <8>高橋尚子は五輪直前に左脚を故障、シューズに対する考えを変えた

  6. 6

    【バド】桃田賢斗に「裸の王様」と指摘する声…予選敗退は“まさか”ではなく必然だったか

  7. 7

    東京五輪に世界中から「ワースト」の不名誉…コロナ禍で強行し米NBC視聴率ボロボロ

  8. 8

    島根県の丸山知事の“一時避難帰省支援”が再注目「医療崩壊の首都圏に住む県民近親者を守る」

  9. 9

    常識で考えろ! 安倍前首相「不起訴不当」が意味するもの

  10. 10

    組織委・武藤事務総長またトンデモ発言!五輪コロナ感染264人を「想定内」と豪語し大炎上

もっと見る