細田昌志
著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。著書に「坂本龍馬はいなかった」(彩図社)、「ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか? 」(イースト新書)、「沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―」(新潮社)がある。メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」に執筆中。

山口洋子と姫のホステスたちはキックボクシングに熱狂

公開日: 更新日:

 後年「銀座の高級クラブ」と称された「姫」だが、少なくともこの時代までは庶民的な雰囲気があったという。事実、マダムの山口洋子自身、発展途上の若い作家や役者、芸術家に「お金のことは気にしなくていいから、遊びにきて」と声を掛けていたことは多くの関係者が証言している。サロンのような雰囲気をつくりたかったのかもしれない。

「ママごめん、今日はもうお金がない」と言う若い画家に「大丈夫よ、あそこの呉服屋の社長にツケといてやったから。今月だけで、あいつの店で2つも着物を新調してやったんだからさあ」と言ったことも、しばしばあったらしい。

 TBSテレビ運動部副部長の森忠大はこの頃、「姫」によく顔を出していた。テレビマンにとっても若くて美人が揃っていて気軽に飲める「姫」は、他の銀座の老舗店より通いやすかったのである。

 新番組「YKKアワー・キックボクシング」のプロデューサーだった森は、仕事上でも洋子と接点を持っていた。この時代、他局に先んじて「番組宣伝課」を立ち上げていたTBSは、今でいう「番宣」を盛んに行っており、特に新番組はその対象だった。

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