飯豊まりえ“ブツブツ独り言”「ひねくれ女のボッチ飯」に癒やされる人急増

公開日: 更新日:

 飯テロ好きには待望の新番組がスタートした。吉田類「酒場放浪記」には倉本康子らの「おんな酒場放浪記」があり、玉袋筋太郎「町中華で飲ろうぜ」には高田秋らの女子版がある。

 で、今夏登場したのが、松重豊主演のヒットシリーズ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)の女子版、飯豊まりえ主演「ひねくれ女のボッチ飯」(テレ東系)だ。

 飯豊が演じるのは人付き合いが苦手で、友だちもいないひねくれ女の川本つぐみ。バイトするコンビニではクレーマー客に理不尽な目に遭わされ、ストレスがたまる日々。川本はインスタグラムに、アカウント名「ホワイトホース」の投稿を見つけ、料理写真と自分と似ている境遇に魅せられ、「ホワイトホース」を「白馬の王子」と信じ、彼がアップする店に行き、同じメニューを食べることが唯一の楽しみに……というストーリー。もうひとつ、武田梨奈主演「ワカコ酒」も人気シリーズだが、あちらは酒に特化しており、「ボッチ飯」の方がより「孤独のグルメ」に近い。

「孤独のグルメ」で変わらぬ健啖家ぶりを見せてくれた松重豊

 飯豊がブツブツ独り言を言いながら食べるシーンがカワイイと、早くも話題で、「孤独のグルメ」のまさに女子版という印象だ。

「飯豊が『王子』と妄想する『ホワイトホース』の正体が実は柄本時生なのは意表をつくし、コンビニの同僚が片桐はいりという濃いキャスティングは絶妙です。『孤独のグルメ』も『ボッチ飯』も一人で食事をし、セリフは心の声です。飛沫も飛ばないし、コロナの時代にはピッタリではないでしょうか。ボッチ飯する飯豊を見ながら、癒やされている視聴者も多いと思います」(ドラマウオッチャー)

「待ってました!」とばかりに本家「孤独のグルメ」は「Season9」がスタートした。昨年、大晦日のスペシャルから半年、2年ぶりのレギュラー放送になる。

 初回の松重は住宅街のとんかつ店でヒレカツ定食にシーフードコロッケとエビフライを追加、変わらぬ健啖家ぶりを見せてファンをうならせてくれた。

 4度目の緊急事態宣言下、松重と飯豊で家飲みも悪くないかも。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学