なぜ2年、なぜ今? 雨上がり決死隊「解散」で得をするのは誰なのか

公開日: 更新日:

「『アメトーーク!』はDVDなど番組以外でも稼げるキラーコンテンツですから、テレビ朝日としても、コンビ解散で番組終了だけは避けたかった。蛍原さんをなだめつつ、継続の方向に持っていける時間も必要だったわけです。実際、蛍原さんとゲストMCでも、宮迫さんが抜けた穴を埋められるようになった。蛍原さんが解散を切り出したのは今年4月ですが、話し合いや調整もあって、発表は9月改編のタイミングまで待ったのでしょう」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 蛍原も番組もダメージは最小限で済んだどころか、宮迫という目の上のたんこぶが取れたおかげで視界は良好だ。芸能ライターのエリザベス松本氏がこう言う。

「世間はすっかり、かわいそうな蛍原さんを応援しようというムードですからね。もう無理やり宮迫さんをネタにして苦笑して受け流す必要もなくなった。そもそも〈本当に面白いのは宮迫さんより天然ボケの蛍原さん〉という声も多かったんです。ただ、30年以上連れ添った宮迫さんのアシストがあったから、蛍原さんのボケも引き出せた。『アメトーーク!』のゲストMCにそれができるか。番組と、そして蛍原さん自身の先行きも左右しかねません」

 宮迫はといえば、頼みのユーチューブでも配信休止を発表。しばらくは、“嵐”が過ぎるのを待つしかなさそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった