制作費は安上がりなのに視聴率トップ 永野芽郁「ハコヅメ」がウケている理由

公開日: 更新日:

 すでに日本テレビは、「シーズン2」を決定しているのではないか。「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(水曜午後10時)は、主演の永野芽郁が新型コロナウイルスに感染して2週休止(特別編)という“想定外”はあったが、再開後もコア層(13~49歳)の視聴率トップと好調。動画配信サービスのランキングも上位だ。

「世の中が重苦しいので、いまはシリアスなドラマをリアルにやったら絶対だめですね。その点、ハコヅメは楽しい。コメディーだけど、ウソの世界じゃないというのがいいんです。ああ、自分もあんなふうに仕事や人間関係を軽やかにやれたらいいのになあと、気分が明るくなるんですね」(放送作家)

 ドラマは、埼玉県警のある交番(ハコ)勤務の元エース刑事・藤聖子(戸田恵梨香)と駆け出しの川合麻依(永野)の2人の女性警察官を主人公に、悪戦苦闘の日々、男社会のパワハラ・セクハラ、身勝手な地域住民、言いたい放題の警官女子会、許しがたい犯罪者たちが、「ああ、ありそうだな」というエピソードで描かれる。ドタバタなのに本当っぽいというのは、原作漫画の作者・泰三子に警察勤務10年という経験があるからだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い