上田まりえさん「私が上原浩治さんに『セク原さん!それアウトです』とツッコむのがお決まりに」

公開日: 更新日:

上田まりえさん(タレント/35歳)

 今月から野球番組がスタートする、元日本テレビアナウンサーでタレントの上田まりえさん(35)。秘蔵写真はメジャーリーグで日本人唯一のワールドシリーズ胴上げ投手となった上原浩治さんと、巨人やレッドソックスなどのユニホームを背にしたツーショット。出会いから、昨年、ユーチューブ「上原浩治の雑談魂」のアシスタントを担当することになった経緯をうかがうと……。

  ◇  ◇  ◇

 上原さんを初めて“見た”のは、実際にお会いするよりもずっと前のことです。大学生の時に神奈川県川崎市にあるジャイアンツ寮の近所に住んでいたので巨人の選手を街で見かけることがよくありました。

 私は「野球と結婚して野球まりえになりたい!」と思っているほど野球が好きで、一軍の試合だけではなく、二軍の試合や大学野球の練習も見に行くほど。ある日、近所の細い路地でたまたま上原さんの運転する車が真横を通り過ぎ、「すごい、上原浩治だ!」と興奮したことをよく覚えています(笑い)。

 初めてお会いしたのは2019年6月。上原さんが引退された直後。私がMCを務めていた「ワースポ×MLB」(NHK・BS1)にゲストとして来てくださったんです。

 もうオーラがすごい!華奢なイメージがあったのですが、実際にお会いすると驚くほど体が大きくてスタイル抜群。今までいろんなスポーツ選手や芸能人と会いましたが上原さんのオーラは圧倒的です。緊張して本番以外では「ずっとお会いしたかったので、うれしいです」くらいしか話しかけられませんでした。

 後日、上原さんのお疲れさま会に参加しました。アナウンサー時代に、野球好きが集まる有名な居酒屋「あぶさん」で上原さんの所属事務所の社長さんと知り合い、そのご縁で呼んでいただいたのです。その会では少し話せたのですが、メディアで見る時とプライベートがまったく同じで、ますますファンになっちゃいました。

 上原さんのユーチューブにゲストで呼ばれたのが翌年3月。それまでは上原さんが一人でしゃべっていて、初めてのゲストが私。「私でいいのかな……」とうれしさと申し訳なさが入り交じった気持ちで行くと、上原さんが本番中に突然「このままアシスタントに決定!」と私を指名。「リップサービスかな?」と思っていたら、本番後にスタッフから次回のスケジュールを聞かれ、「本当に!?」と。

 その後の収録は2人で進行。元野球選手の方がゲストの回で、上原さんが野球話で盛り上がっている時は聞き役に徹します。その中で話題に挙がった試合やプレーのデータをパソコンで検索して伝え、野球ファンの代表として気になったことを質問しています。視聴者から「この人、野球をわかっていないな」と思われたら絶対にいけない。そのため、しっかり準備をして収録に臨んでいます。改めて野球を勉強する毎日です。ゲストは槙原寛己さん、宮本慎也さん、和田一浩さんらレジェンドばかり。上原さんが気持ちよくトークができるように「いいキャッチャー役にならなければ」と思っています。

 写真は巨人やメジャーで上原さんが着ていたユニホームが飾られたスタジオで。ずらりと並ぶ背番号19、本当にカッコよくて憧れの番号です。

川上憲伸さんと一緒に番組をやることを伝えたら「浮気やな」

 今ではいい意味で緊張しなくなりました(笑い)。野球の話をしている時に目がキラキラしていて、私の中では、ますだおかだの岡田圭右さんと重なります。関西人というところも共通点。岡田さんとはラジオでご一緒していたのですが、自分の好きな話になると止まらなくなる。上原さんも岡田さんも、少年のような純粋さを持っているすてきな大人の男性です。

 印象が変わったことといえば……あんなに下ネタ言う人だとは思いませんでした(笑い)。下ネタが出たら、私が「セク原さん! それアウトです」とツッコむのがお決まりで、居酒屋で出会った野球好きのおじさんと話しているような錯覚に陥る時もあります。ワールドシリーズのマウンドに立っていた投手と同一人物とは思えない時もありますが、そのギャップもすてきです。

 10月からプロ野球の番組を担当することになりました。一緒にMCを担当するのが上原さんと相思相愛の川上憲伸さん!よき友であり、よきライバルなのは周知の事実ですよね。

 上原さんに言いづらくて収録の合間にサラッとお話ししたら、「え? 聞いてへんで。これは浮気やな! どっちを取るんや!」と(笑い)。

 おふたりともトークも超一流ですが、タイプは違うので、キャッチャーとして腕の見せどころ!いつか野球と結婚するという夢のために、頑張ります。ちなみに、夫も大学の野球部で指導者をしているので家でも野球の話ばかりしています。

(聞き手=松野大介)

∇上田まりえ(うえだ・まりえ) 1986年鳥取県出身。2009年、日本テレビにアナウンサーとして入社。16年に退社、タレントに転向。現在はタレント、ラジオパーソナリティー、ナレーター、MC、スポーツキャスター、ライターなど幅広く活動中。ユーチューブ「上原浩治の雑談魂」随時配信中。プロ野球トークバラエティー「俺プロ!~俺たちのプロ野球~」(MONDO TV/隔週木曜深夜)が10月28日スタート!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」