話題の「日本沈没」もサマサマ…携帯・スマホでドラマが激変、コストもイライラも大幅減

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 スマホはドラマのストーリーを大きく変えただけではない。制作コストを抑えるのにも役立っているという。

「会話シーンを会っている演出にすると、出演者のスケジュール調整が大変です。でも、スマホでしゃべっている芝居を別々に撮影して、あとからつなげれば、2人が話しているように見えます。政治家が悪だくみを重ねる場面も、料亭やレストランを借り切ってロケしなくても、『おぬしもワルよのう』『恐れ入ります。ヒヒヒッ』とスマホのやりとりでいけます」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 恋愛ドラマの告白も自撮り動画ですむから、夕日の浜辺で恋人同士が走り寄って、ひしと抱き合うなんていうおなじみの感動シーンはもうない。「好き!」と送信し、「了解!」の返信で“愛の告白”は完了である。ロケ先での天気待ちもない。

 ちなみに、スマホ場面が少ないのは「ドクターX~外科医・大門未知子」(テレ朝系)。さすがに、深刻な病状の告知や手術の打ち合わせを電話やメールでやるわけにはいかない。秋ドラマを「スマホ」に注目しながら見るのも面白い。

(コラムニスト・海原かみな)

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