話題の「日本沈没」もサマサマ…携帯・スマホでドラマが激変、コストもイライラも大幅減

公開日: 更新日:

 スマホはドラマのストーリーを大きく変えただけではない。制作コストを抑えるのにも役立っているという。

「会話シーンを会っている演出にすると、出演者のスケジュール調整が大変です。でも、スマホでしゃべっている芝居を別々に撮影して、あとからつなげれば、2人が話しているように見えます。政治家が悪だくみを重ねる場面も、料亭やレストランを借り切ってロケしなくても、『おぬしもワルよのう』『恐れ入ります。ヒヒヒッ』とスマホのやりとりでいけます」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 恋愛ドラマの告白も自撮り動画ですむから、夕日の浜辺で恋人同士が走り寄って、ひしと抱き合うなんていうおなじみの感動シーンはもうない。「好き!」と送信し、「了解!」の返信で“愛の告白”は完了である。ロケ先での天気待ちもない。

 ちなみに、スマホ場面が少ないのは「ドクターX~外科医・大門未知子」(テレ朝系)。さすがに、深刻な病状の告知や手術の打ち合わせを電話やメールでやるわけにはいかない。秋ドラマを「スマホ」に注目しながら見るのも面白い。

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景