著者のコラム一覧
増位山太志郎元大相撲力士

1948年11月、東京生まれ。日大一中から一高。初土俵は67年1月場所、最高位は大関。引退は81年3月場所。引退後は日本相撲協会で審判部副部長を務めた。74年「そんな夕子にほれました」、77年「そんな女のひとりごと」などがヒット。画家として二科展入選の常連。「ちゃんこ増位山」(墨田区千歳)を経営。

<11>増位山太志郎「そんな女のひとりごと」が130万枚の大ヒットで夢見心地

公開日: 更新日:

■大物がゴロゴロいた当時の芸能界

 テイチクに移ってからは歌の「ヒット賞」にも呼ばれました。周りはスターばかりです。石原裕次郎さん、ディック・ミネさん、小さい頃からよく聴いていた菊池章子さん、若手では八代亜紀さん……。テイチクのスターが勢ぞろいしている中で表彰されました。

 さすがにあのメンバーが横にいると、緊張しましたね。

 テレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」にも呼ばれました。やはり大御所の淡谷のり子さんや三波春夫さん、田端義夫さん、三橋美智也さん……。淡谷さんは結構お年を召していたけど、ステージに立つとシャキッとして。菊池さんとは本当に仲がよくて、淡谷さんが引退した時「死ぬまで歌うって言ってたじゃない!」なんて怒ってました。

 春日八郎さんとも話をしました。「三橋は面白いやつでね」と言って教えてくれたのが……。春日さん、三橋さんたちが船に乗って、巡業公演に行ったことがあったそうです。船に乗ろうとしたらなぜか三橋さんがいなかった。仕方なく置いていくことになったけど、船が岸壁につこうという時に手を振っている人がいた。見たらなんと三橋さんだった。どういうことかというと、三橋さんは先回りして宿から何から全部手配していたというんです。よくわからないでしょ。三橋さんも「変わってんだよ」と笑っていました。

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