著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

五木ひろしの光と影<15>山口洋子は「今までになかった曲にしたい」と訴えた

公開日: 更新日:

沢村忠に真空を飛ばせた男」を上梓するにあたって筆者は、銀座のクラブ「姫」に足しげく通った多くの関係者に話を聞いた。その際、彼らは「2階にカフェがあってねえ」と幾度となく口にした。

「カフェってなんですか?」

「姫の2階にさ、カフェがあったんだよ」

 それによると1階のフロア(写真)の端の階段を上ると中2階にカフェがしつらえてあったという。そもそもは、1階のフロアが満席のとき待ってもらうためのものだったが、程なく音楽関係者や出版関係者との打ち合わせの場となり、時には山口洋子自身が原稿を書く書斎にもなった。「詞を書いたから見てほしい」と山口洋子から連絡を受けた平尾昌晃も、このときはいつもの華やかなフロアではなく、まずこのカフェに出向いた。「話が終わったら1階に下りていくらでも遊んでいいから」とマダムは言った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった