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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

五木ひろしもついに卒業…「紅白の演歌離れ」から見えてくる世相とは

公開日: 更新日:

「紅白」の出場者が話題になる季節。最初に発表されるのは司会者だが、その前に五木ひろしは「喜びを胸に終了したいと思います」と卒業する。

 1971年「よこはま・たそがれ」で初出場して以来、50回連続の出場は北島三郎と並ぶ記録になった。

「すでにNHK側から“今年は選ばない”という旨の打診があり、“落選”のレッテルを避ける意図もあったようです。本来なら北島や森進一のように、今年の紅白を最後に卒業のほうが盛り上がるし視聴率も期待できる。それをしなかったのは、出場して北島を抜く記録になることを配慮したのでは」(音楽関係者)

 かつて「紅白」はどこの百貨店にもあった食堂のようだった。お子さまランチからステーキまで、子供から大人まで、一緒に食事を楽しめ多くの人に愛された。今やそんな光景はない。トンカツ屋など専門店がフロアに並び、お客は店を選んで入る。紅白もポップスから演歌までさまざまなジャンルの歌手が一堂に会し、家族揃って見ていた。食堂がなくなるように紅白も家族そろって見る時代に終わりを告げている。最近は年々、番組の改装が進んでいた。

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