著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「天才ピアニスト」はピアノは弾けないが漫才もコントもできる両刀芸人

公開日: 更新日:

■NSC入学時は現役の脳神経外科の看護師

 竹内さんは見た目の通り、私の知る限り非常にまじめ。高校の生物の非常勤講師をしていたという珍しい理科系女子で、ふだん話していても常識人で、常識を知っているからこそ、非常識なネタが作れるのだと思います。ますみさんはNSC入学時は現役の脳神経外科の看護師で、脳梗塞を患っている私は「こういう状態やけど大丈夫?」「何かの時には任せてください」と話していました。

 仕事を続けながらNSCに通い、卒業後も病院に籍を置いたまま舞台に立ち、テレビの露出が増えた今も籍は置いたままにしているとのこと。医師、同僚との関わり、患者さんとのつながりなど、社会生活が豊富なこともプラスになっているでしょうが、さまざまな役どころになり切れる演技力は在学中から相当高いものがありましたし、テレビや舞台が増えることで、ますますその能力が進化していると思います。

 ピアノの弾けない「天才ピアニスト」は漫才もコントもできる「両刀芸人」。「THE W」ではコントをやっていましたが、漫才もしっかり作っているので、漫才・コント共に高いクオリティーで演じられる女性コンビになっていってくれることを期待しています。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束