本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。近著に「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)がある。

今いくよ・くるよさんが提案した打ち合わせは「テッチリしながらネタ考えましょ!」

公開日: 更新日:

 新大阪ー東京間の新幹線往復に新ネタの打ち合わせのために同乗したエピソードを書きましたが、もうひとつ思い出しました。

 30年近く前……東京のテレビ収録用のネタ作りを前日になんばグランド花月の楽屋で昼間からこもりきりでやっていたときのこと。夜8時を過ぎ、半分程度ができたところで、くるよさんが「いったん食事休憩せえへん?」と言われ、いくよさんも「そうしょう、そうしょう、何食べましょう?」と同調された時に「そうや! フグ食べなあかんのちゃうのん!?」と突然頂きもののフグがあることを思い出され、くるよさんも「ほんまや食べなあかんわ、もったいないわ」「これから部屋でテッチリしながらネタ考えましょう、センセ(先生)そうしましょう!」と、言われるがまま、急きょ楽屋からご自宅へ伺うことに。絶頂期で相当な収入があったであろうおふたりから当たり前のように出た「もったいない」という言葉が印象的でした。

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