著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<135>知人から寄せられた 野崎幸助さん会社「アプリコ」の過払い金トラブル

公開日: 更新日:

 2019年1月ごろに私は田辺で知人から気になる話を持ちかけられた。

「去年の秋にアプリコから過払い金を受け取った方がいるんですけれど、どうやら返還金額をごまかされているようだし、約束が守られていないと困っているようだから、相談に乗ってくれませんかね」

 そのような内容だった。

 田辺市内で飲食店を営んでいた70代半ばのFさん(女性)が18年9月に過払い金を返還されたが、どうやらだまされているのではないかというのだ。Fさんは野崎幸助さんの少し年下だが、家が近所の幼馴染みで、小学校に上がる前からの知り合いだったらしい。昭和から平成に元号が変わった直後から諸事情があってアプリコから200万円を借り、毎月返済をしていたという案件であった。

 この当時Fさんはアプリコの近くに住んでおり、ドン・ファンともたまに道端で会うことがあったらしい。

「Fさんには過払い金が1500万円ほどあるから、返さないといけないなぁ」

 亡くなる直前に路上で会ったドン・ファンからも、そのように言われていたらしい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋