ワリエワ選手はとても可哀想だったけど…

公開日: 更新日:

 昔はドーピングという言葉も知らなかったが、確かジョイナーやベン・ジョンソンあたりの時代からか、耳にするようになった。世界のトップアスリートたちには、小さな頃から素晴らしいコーチや専門のドクターが練習だけでなく健康管理も徹底して行い、普段の風邪薬や胃薬を飲む場合でも全て調べてから、という徹底ぶりで、うっかり服用することはあり得ないそうだ。プレゼントされたお菓子や飲料、お弁当も全て調べられ、それから食べるか我慢する癖がついているらしい。素晴らしい。それでもまさかの飲み合わせなどでドーピング検査に引っかかり出場出来なかった! という選手もいる。

 本来なら検査は絶対であり、ワリエワ選手はドーピング検査で陽性反応がバッチリ出たのだから、そこでアウト! 失格なはず。なのにスポーツ仲裁裁判所(CAS)が、16歳未満は「保護対象者」なので(つまり子どもなので)可哀想じゃないか、となったのだ。だが、逆に世界中から叩かれてプレッシャーの中、フリーでは何度もヨロケ、転び、本当に気の毒な結果となり、15歳の女の子は泣いた。とても可哀想だったが、銅メダルに輝いた坂本花織選手の美しい涙とは対照的に思えた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  1. 6
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 7
    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

    元Kis-My-Ft2“辞めジャニ”北山宏光の大誤算…ソロコンサートのチケットが売れない!

  3. 8
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  4. 9
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  5. 10
    岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか

    岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか