太川陽介さんは同い年の原田真二さんに触発されギター再開「年1回のライブを続けたい」

公開日: 更新日:

太川陽介さん(歌手・タレント/63歳)

 1970年代にアイドルとして一世を風靡した太川陽介さん。2007年からは「ローカル路線バス」シリーズが人気でファンに親しまれているが、昨年からJ:テレ(J:COM、無料放送)で、マスターを務める「太川陽介のスナック歌謡界~昭和スターが集う店」をスタートさせた。これからやりたいことは……。

「ローカル路線バス」シリーズは続けたい

 明日からまた「路線バスの旅」で神奈川県に行きます。もちろん新作です。ただ、まん延防止措置の間、ロケはどうしても近隣でやらないといけない。ルートをつくるスタッフも苦労したみたいですね。

 ロケで大変なのは食事ですね。朝から何も食べず、晩ご飯を食べるまで一日中食事抜きだったり、途中2カ所でスイーツを食べただけとか。そういう時はゲストのマドンナが急に不機嫌になることが多くて。女性は空腹に耐えられない人が多いみたいです(笑)。

「路線バスの旅」は望まれる間は続けたいと思っています。蛭子(能収)さんとの出演が終わった時は本当にいろんな人から「寂しい」という声をいただきました。あの時は楽しみにしてくれている視聴者に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。だから、求められている限りはやりたい。体力的にはキツイけど。この間も初めて足がつっちゃいました(笑)。

■原田真二さんのライブに触発され「僕も何かやらなきゃ」と

 最近になって始めたのはギターです。「スナック歌謡界」を始めていろんな方をゲストでお招きしています。70歳を過ぎても元気に現役で歌っている方とか、たくさんいます。

 その中でも刺激を受けたのが同い年の原田真二さんですね。「スナック歌謡界」の11人目のゲストです。以前は僕が司会をやっていたNHK「レッツゴーヤング」にも出ていただきましたが、その時は挨拶くらいで、この番組で初めてじっくり話を聞くことができました。そして「なんてステキな人だろう」と思いました。ヘアスタイルはいつものモジャモジャ風で、ちょっとふっくらした感じ。聞いたら、踵を複雑骨折して、しばらく運動ができなくて、太っちゃったといってましたけど(笑)。

 驚いたのは「デビューの頃よりも音域が広がった」という話です。その後すぐに彼のライブがあったので、見に行きました。コロナだから、100~200人くらいの収容でしたけど、盛り上がっていましたね。ステージで音楽を自由に操っている感じがしました。ギターを抱えたままピアノを弾いたり、どちらかに持ち替えて弾いたり。芸術家みたい! すごいな、めちゃくちゃかっこいいなと思いました。それを見て、僕も何かやらなきゃと触発されました。

防音はしていないから近所にも聞こえてしまう

 ギターは昔やっていたし、デビュー40周年記念のライブでも弾いたんです。でも、ライブ前に慌てて練習をするから、アルペジオ(和音を順番に弾くこと)も空振りが多かった。ちゃんと音が出ていない。なので、僕のマイクはできるだけ絞って、他のメンバーのマイクを上げてもらって(笑)。でも、原田さんのステージを見て、そういう音楽への向き合い方はいけないと教わった気がしました。次のライブでは僕のギターがメインで歌えるようにしたい。

 練習を始めたのは今年の初めからです。最初は10分くらい弾いたら指が痛くなって。最初は細いライトゲージの弦でやっていたけど、この間、楽器屋でミディアムゲージの弦を買ってきました。こっちの指先にタコ、こっちの指先はへこみがあるでしょ。まだ痛いけど、練習してやっとミディアムの弦を押さえられるようになりました。毎日弾くようにしています。

 ギターを弾きながら声も出しています。最初は高音が出なかったけど、今はちょっとずつ出るようになった。戻ってきているなと感じています。歌っているのは伊勢正三さんの「海岸通」。一番上がGまである曲です。以前は、F#くらいまでしか使わなくて、Gは頑張れば出るくらい。それが、Gが出るようになった。原田さんの影響はデカイですね。

 ウチは防音はしてないから、ギターを弾くと近所にも聞こえる。カミサンに「今日は聞こえた?」と聞くと、「聞こえていると思う」というから、夜10時以降は弾かないとか、昼間、近所の人がいない時間に歌うようにしています。風の強い日はやや大きめで歌ってもいいかなとか(笑)。

 一時、舞台でサックスを演奏する役でしたので練習していました。そうしたら、隣の方とたまたま会った時に「だいぶ、うまくなりましたね」と言われて。聞いてたんだと分かりました(笑)。

 今年は夏前までならライブもできるけど、スケジュール的に難しいですね。夏の終わりから暮れまでは舞台の仕事がずっと入っているから、来年の1月にバースデーライブがやれたらいいけど。それを年に1回、ずっとやれたらなと思います。

(聞き手=峯田淳/日刊ゲンダイ

▽太川陽介(たがわ・ようすけ) 1959年1月、京都府出身。76年レコードデビュー、3曲目の「Lui-Lui」がヒット。テレビ東京系「ローカル路線バス」シリーズは今も続くヒット企画。J:テレ(J:COM)の番組「太川陽介のスナック歌謡界~昭和スターが集う店」(毎週木曜20時30分、再放送あり)にはこれまで増田恵子、岩崎宏美、原田真二ら70年代、80年代の昭和のスターやアイドルが18人出演。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  4. 4

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 7

    椎名林檎と成田悠輔氏の親密デート発覚!「異色の超ビッグカップル」誕生も「いわくつき」と見られるワケ

  3. 8

    【5.独走態勢】「ミッドナイトフライト」「夜間飛行」が候補だったが、明菜が「北ウイング」を提案した

  4. 9

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  5. 10

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ