著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

在日3世を公言する上方落語家・笑福亭銀瓶さんが明かす「芸の磨き方」

公開日: 更新日:

■ライブでアップデートを繰り返す

 噺に登場する人物たちがどう生き生きと輝き、共感され、説得力が生まれるのか?

落語はライブ」という言葉の通り、常に高座からお客さんとの生のやりとりを通して、分析し、軌道修正とアップデートを重ねているのだという。

「お客さんは笑ってるけど、今回はたまたま空気に引っ張られて笑ってるなとか、本来受けるべきところで受けていないからその前に言った一言が余計だったかなとか、口調の緩急など計算しているところもありますが、やはり落語は躍動感が必要。計算だけでなく、ライブ感を大切にする併立した感覚も必要になってきます。コロナ禍で最初はオンラインの寄席も増え、どこにいても落語に触れられる機会としては素晴らしいですが目の前のお客さんと生のやりとりができない落語はやっていてやはりつらい。ですので今は、無観客の寄席はお断りしています」

 発声のためにスポーツジムで体幹を鍛え、歩きながら落語の稽古もするというストイックさだが、もともとは落語家になりたかったわけではないらしい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ