EXIT兼近が改めて注目されるワケ チャラ男と地頭の良さを自在に操る“二刀流”

公開日: 更新日:

 お笑いコンビEXIT兼近大樹(31)が改めて注目されている。ピンク髪がトレードマークの兼近は、カラフルファッションに身を包み、若者言葉やネットスラングを多用した“チャラ男漫才”で2018年に大ブレーク。吉本興業の若手芸人史上最速で、単独ライブをフルハウスにした。2019年に開催したライブツアーのファイナル(神奈川・パシフィコ横浜)はド派手なクラブ仕様で、お笑いライブとしては異例の5000人キャパの会場を埋めた。

 人気芸人となったこの4年間で俳優、歌手、モデル、ファッションブランドのクリエイターなど活動の場を拡充。昨年は「むき出し」で小説家デビューの多才ぶりだ。

 8月27~28日に放送される「24時間テレビ45」(日本テレビ系)ではチャリティーランナーとして1人でランナーを務める。“1人ラン”は2017年のタレント・ブルゾンちえみ(31)以来、5年ぶり。兼近の体力と芸人ならではのコメントに期待が集まっている。

 そんな兼近が注目されるようになったのは、2020年にコンビで就任したニュースショー「ABEMA Prime」(ABEMA)の木曜MC。普段はニュース番組を見ない若者層に向けのニュースチャンネルだ。天然で屈託のない笑顔と幼少期の赤貧体験、教育格差や差別の実体験から来るリアルなコメントが〈刺さる〉などとSNSで話題に。2019年には芸人になる前の逮捕歴も報じられたが、すぐにV字回復し、逮捕や両親の離婚、中卒といったネガティブ要素をプラスに変えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?