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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

常に押しかけるように築き拓いた 中尾ミエの人間関係と自らの道

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「私の人生、全部押しかけ」(中尾ミエ/テレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。」6月24日放送)

 ◇  ◇  ◇

 番組で「真の芸能界最強の人」と紹介された中尾ミエ(76)。彼女は少女時代から「のど自慢荒らし」として、のど自慢大会で優勝し続け、家計を支えるために米軍基地などで歌い始めた。やがて、自ら当時最大手の芸能事務所・渡辺プロに連日出向き、契約を勝ち取り、デビュー曲「可愛いベイビー」がいきなり大ヒット。一躍スターの座に上り詰めた。

 そんな中尾が自らの芸能人生を表して語ったのが今週の言葉だ。その後も、先輩からイジメられていた和田アキ子を救ったり、彼女の厳しい「教育」のためにマネジャーが長続きせず、事務所内で1周して誰も成り手がいなくなり、ついには自分でマネジメントするようにもなったなど、強くて自由な生き方が紹介された。

 近年はグレーヘアが印象的だ。「白髪は染めなきゃだめ」というこだわりを捨てたら、楽になったという。発想を変えて黒髪を白髪に合わせようと、今では黒髪を白く染めてバランスを整えている。

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