著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

叙々苑の社長が書いた「焼肉一代」がとても面白かった!

公開日: 更新日:

 焼き肉は皆さんお好きですよね? 今回はベジタリアンの方には全く響かない内容になってしまいますが、焼き肉叙々苑のお話です。

 先日叙々苑大宮門街店オープンにちなんで叙々苑さんとお仕事をさせていただきました。焼き肉の最高峰で高級焼き肉の象徴叙々苑。芸能人御用達でゴルフコンペがテレビ中継されちゃう叙々苑。家族で叙々苑に行くことになったら大好きな彼氏とのデートを取りやめにするほどの魅力を持った焼き肉屋。私は最近やっと自分のお金で行くことができるようになりました。若い頃からごちそうになってた頃は全く知りませんでしたが、自分で払ってみるようになって初めて知る叙々苑の金額。正直高いです。普通の焼き肉屋で払うのより1人あたま3000~4000円は高い感じ。でも損した感じは全くなく、むしろ納得の金額なんですよね。

 今回の仕事でお世話になった叙々苑の偉い人から本を送っていただき先日読み終えました。叙々苑の社長が書いた「焼肉一代」、これがとても面白かったんですよ。苦労話はほとんど出てこなくて、むしろ全国の焼き肉屋さん必読と言えるほどの人気店のノウハウ一挙公開の秘伝書といったところ。叙々苑トリビアも盛りだくさんで「タン塩レモンを最初に考えた」とか「叙々苑のロゴを書いたのは爆笑問題太田光の父親」とか「カルビは本当にあばら部分の肉しか使ってない(カルビとは韓国語でアバラ)」等々。肉がおいしいだけなら精肉店で十分、タレがおいしくなければ焼き肉の意味がないという社長のポリシー。サービスに対してのこだわり、特に家族客には自身の経験をふまえて特に手厚い理由も面白かったです。これを同業者に読んでもらってまずい焼き肉屋を一軒でも減らそうという焼き肉のドンらしい業界全体への啓蒙活動のような本でした。

 焼き肉屋ではない私ですが焼き肉の歴史から経営哲学まで、これを読んでから叙々苑に行けば今までより3倍以上楽しめるはず。そしてこれからも叙々苑に行けるようにしっかり仕事で稼がないとね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁