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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

想定外の感動を巻き起こす パンサー尾形の常軌を逸した直情っぷり

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 そこで急きょ、一夜限り、「モッくん」を復活させる企画が立ち上がった(20年8月25日、9月1日)。だが、「一夜限り」を強調されると、尾形は「それはわかんないじゃん! 先のことなんて誰もわからない。決めつけないで。(3人に)戻るとか言うなよ、マジで!」と激高するのだ。そんな尾形に対し、向井と菅が「3人では限界を感じてるってこと?」などと険悪になり、解散しそうな展開に。ロンブー淳が「すみませんでした」と深々と頭を下げるほどで、パンサーの絆を深めるまさかの感動巨編となった。

「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で行われた「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」(21年11月24日)でもそうだった。深さ3.3メートルの落とし穴に落とされ、放置されても自力での脱出を試み始める尾形。おそらく尾形は「落とし穴から脱出できるか」といった企画だと思っていたのであろう。諦めることなく挑戦を続け、本来、自力では脱出不可能な設計の落とし穴から7時間以上かけて見事脱出してしまったのだ。

 尾形は常軌を逸した直情っぷりで、ウソみたいな現実を力ずくで引き起こし、希代のドッキリスターになったのだ。やはり「水曜日のダウンタウン」(22年8月24日)での痛みを伴う罰ゲームのために、「特別な訓練」の講習を受けるドッキリで手にした“免許証”を誇示し、叫んだ。

「俺、これでしか食っていけないんだもん!」

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