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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

TULIP財津和夫のラストツアー密着番組 「燃え尽きたあしたのジョーにはなりたくない」の重み

公開日: 更新日:

サブスク世代にはわからない

 音楽の力といえば「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)の800回スペシャルに秋元康が出演し、「自分たちの時代はアルバムを買った時に意外にこの曲よかったよねというアルバムこそのお得感があったんだけど、今はベスト盤が一番売れる。知らない曲はいらないって言う人がいるんです」と語った。1枚のLPレコードを何回も何回も聴いた世代とサブスク時代の聴き放題世代とでは音楽や歌手への思い入れも違うのかもしれない。

 7月には吉田拓郎が最後のテレビ出演、8月には加山雄三が「24時間テレビ」で最後の「サライ」熱唱、そして財津の最後のツアー。

 音楽の世界で続く「最後」にしみじみとしてしまうのは私だけではないと思う。

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