著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

行楽シーズン到来で旅・グルメ特番が目白押し つい引き込まれる“城特集”の魅力とは?

公開日: 更新日:

 秋、行楽のシーズン到来ということで、テレビはいつにも増して、旅情を誘うものや食欲をそそるものが多く、見ているだけで楽しい。ただでさえ出無精なのに、テレビがいろんな観光地に連れていってくれるから満足してしまう。

 興味深かったのが26日の「歴史の専門家が選ぶ難攻不落!最強の城総選挙」(テレビ朝日系)。
テレ朝の総選挙シリーズはこれまでも「うどん」「冷凍食品」「アイス」などの食品から「プロ野球名監督」「甲子園スター選手」「好きな漫画」「好きなテレビゲーム」「競馬好き1000人が選ぶ名レースベスト5」などを紹介。ランキング好き視聴者を楽しませてきた。

 元々「お願い!ランキング」から派生したもので、MCは爆笑問題とウエンツ瑛士。今回は歴史好きの石原良純、大久保佳代子、新納慎也、ビビる大木、山崎怜奈ら。そして、解説役として歴史学者の本郷和人。3時間の生番組でグダグダする時間もあったが、結局最後まで見てしまった。それもこれも、城の魅力がなせる業だ。

 旅行などで地方に出掛け、城があると足を向けてしまう人は多い。私もそのひとりで、天守閣に登らないと気が済まない。実はこの番組では以前にも「城」ランキングをやっており、その時は確か「好きな城」だった。今回は「難攻不落の城」と視点を変えた。

 ベスト20位を発表するのだが、ただ紹介するだけでなく、どこが難攻不落なのか、専門家が解説しながら見せてくれる。たとえば第20位、島根県安来市にあった「月山富田城」は月山の狭い崖の上に天守があり、敵を疲れさせるために急斜面にぐねぐねとした細長い道をつくり、大群で攻めたところで、ここで一網打尽にされるという。20位でこのレベル、番組では第19位、滋賀の彦根城と続いて第1位は熊本城。加藤清正が築いた高さ20メートルの武者返しなどが紹介された。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  2. 2

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  3. 3

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  4. 4

    松山千春だけじゃない“黒い交際”が切れない芸能人たち…組長の誕生日会やゴルフコンペに堂々参加の過去

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    いとうあさこ「過去の不倫」告白もダメージゼロ! 本物の“お嬢様”が持つ愛され要素

  2. 7

    松本潤はやっぱり“持っている男”だった! 主演の7月期TBS日曜劇場はヒットの条件が勢揃い、「どうする家康」の汚名返上へ

  3. 8

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 9

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  5. 10

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    阪神藤川采配の奇々怪々…「佐藤輝明を三塁に固定、ヘルナンデスを外野で使うのが普通やろ」

  4. 4

    さようなら元横綱白鵬…最後の最後まで“問題児”ぶり炸裂、相撲協会は「退職届」受理へ秒読み

  5. 5

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  1. 6

    菅野智之めぐり「ドジャースvsヤンキース」争奪戦へ…オリオールズで孤軍奮闘もトレード要員へ待ったなし

  2. 7

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  3. 8

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  4. 9

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  5. 10

    備蓄米で不当に儲けている? ネットにあふれる「コメ高騰は卸売業者が元凶」ウワサの真偽