タッキー退社でスポーツ紙のジャニーズ忖度は変わったか? SMAP解散時“ヨイショ報道”と比較

公開日: 更新日:

 "ジャニーズ報道"は変わったのか。11月1日、各スポーツ紙が一斉にジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏の退社を報じ、大きな話題となった。しかし、前日には『サイゾーウーマン』と『FRIDAY DIGITAL』がいち早く伝えていた。

「情報が漏れたのでしょう。スポーツ紙は紙面を優先させるため、取材から発表までにタイムラグがある。どこか一社が先にネットで速報を流してもいいと思いますが、横並びで一斉に出す。協定があるのかと疑いたくなるほどです。ジャニーズはスポーツ紙に滝沢氏に代わる『ジャニーズアイランド』新社長の井ノ原快彦だけでなく、新春のジャニーズJr.の舞台で演出をする東山紀之堂本光一のインタビューもさせた。『滝沢氏退社のビッグニュースを提供するのでお手柔らかにお願いします』という意図が感じられますし、舞台の宣伝も怠らなかった」(芸能記者)

 ジャニーズ事務所とスポーツ紙の蜜月関係は、いまや広く読者にも知られているだろう。

「所属タレントに紙面に登場してもらうと、熱狂的なファンがスポーツ紙を買って売り上げに貢献してくれる。メリットが大きいため、ジャニーズのスキャンダルは報じない。しかし、その姿勢は事務所に有利な記事の量産にもつながり、読者に疑念を持たせる。最も違和感があったのは2016年1月のSMAP解散報道でしょう。各紙の論調は事務所に残る木村拓哉を善玉、その他のメンバーを悪玉に仕立てるようなものでした」(前出の芸能記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み