尾上松也は世界進出も?「さぼリーマン甘太朗」が米国で大反響!大河「鎌倉殿」では怪演披露

公開日: 更新日:

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の“ラスボス”とも称される後鳥羽上皇役で話題をさらう歌舞伎俳優の尾上松也(37)。ドラマが注目を集めて終盤を迎える中、11月29日には23年正月から開催される恒例の新春浅草歌舞伎の制作発表会見に登場したばかり。

 松也は6代目尾上松助(故人)の長男だが、20歳の時に父・松助が他界した。後ろ盾が重要な歌舞伎界において、大事な時期に父を亡くしたのはハンディとなった。初代中村獅童(故人)が歌舞伎俳優を廃業し、後見人がいないも同然だった2代目中村獅童(50)と松也は境遇が似ており、松也は獅童を慕ってきた。

 その松也の名が広く認知されるきっかけとなったのは、2013年に浮上した元AKB48前田敦子(31)との熱愛報道。「マエアツが梨園の妻に?」と大きな注目を集め、同時に松也も“歌舞伎界のプリンス”として一躍芸能メディアを賑わせた。以降、度々浮名を流したが、今では歌舞伎界を牽引する若手歌舞伎俳優のひとりとして確固たる地位を築いた。

「前田敦子さんとの一件で、松也さんの知名度は一気に上がりましたが、すぐに人気に火がついたわけではありません。獅童さんや中村七之助さんら、既に人気知名度のあった役者仲間と抱き合わせでバラエティー番組に呼ばれるようになったと記憶しています。その後、城田優さんと一緒に現代劇の舞台に挑戦したり、17年にテレビ東京系『さぼリーマン甘太朗』で連ドラ初主演しながら、歌舞伎以外でも俳優として信頼を獲得してきました。今回の『鎌倉殿の13人』は、『おんな城主 直虎』以来5年ぶりの大河出演で、今まで以上に注目度の高い役どころ。時代劇だけに、他の役者とは一味違い、板についた所作やセリフの言い回しなどに引き込まれますね」(民放関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い