K-POPの祭典「2022 MAMA AWARDS」で韓国エンタメの底力を見せつけられた!大阪2daysをルポ
K-POPの祭典「2022 MAMA AWARDS」(通称:ママアワード)が先月29、30日、京セラドーム大阪で開催された。ママアワードとは韓国の音楽専門チャンネルMnetを運営するCJ ENMが主催するK-POP界の音楽授賞式で、K-POPのトップアーティストが集結する一大音楽イベント。いわば、アメリカのビルボード・ミュージック・アワードやMTVビデオ・ミュージック・アワードのK-POP版的存在だ。
今回は久々の日本開催で、NHK紅白歌合戦出場予定のTWICE(トゥワイス)、IVE(アイヴ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)のほか、Stray Kids(ストレイキッズ)、TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)、ENHYPEN(エンハイプン)、TREASURE(トレジャー)などボーイズグループも出演。日本のみならず韓国、海外のファンたちも大阪に集結した。
■京セラドームは超満員
開演は午後6時だというのに、昼過ぎから大勢のファンが会場に。各自持参したアーティストグッズや手作りうちわとともに撮影したり、SNS上で交流するファン同士がリアルに集まって記念撮影をしたりと“推し活”で盛り上がっている。来場目的アーティストを聞くと、「オーディション時代からネットで見ている(若手ガールズグループの)NewJeans(ニュージーンズ)です」(21歳大学生)、「Stray Kids! ダンスがすごい」(19歳)と、日本の地上波では馴染みのない名前が続々。情報源を訪ねるとユーチューブがほとんどである。当日取材していた韓国「国民日報」のチェ・イェスル記者もStray Kids推し。BTSの米・ロスライブを取材した彼女も「メロディーの良さ、高いダンススキル、クールなパフォーマンスと素の表情のギャップが素晴らしい。BTS以降の次世代をリードできる存在だと思います」と言う。ネット世代の若者たちは日本のメディアを通してではなく、世界基準でエンタメを見ている。