ザ・マミィ酒井貴士のポンコツぶりは段違い!「ガキ使」七変化で歴史を塗り替えた

公開日: 更新日:

 2021年の「キングオブコント」で準優勝し、一躍脚光を浴びたザ・マミィ。実は、もともとコンビではなく、酒井と相方の林田洋平、木場知徳(現・お笑いコンビ「大仰天」の木場事変)からなるトリオ「卯月」として活動していた。

 現在の所属事務所・人力舎の養成所で出会い、2016年に結成。翌17年には、キングオブコント準決勝に進出するなど若手の注目株として期待されていた。しかし、方向性の違いから解散。18年に酒井と林田のコンビとなった。

 ちなみに私は、都内の小劇場で卯月時代のネタを見たことがある。駅前で募金活動するおじさん(酒井)がヤクザの騒動に巻き込まれていくコントで、巧妙さとバカバカしさの対比が絶妙だった。とくに酒井のポンコツぶりは、当時から段違いに面白かったのを思い出す。

 昨今、姑息(こそく)な行動をとったりギャンブルで多額の借金を抱えたりする“クズ芸人”、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「運動神経悪い芸人」として活躍し、さまざまな番組のドッキリ企画に登場するなど、バラエティーに引っ張りだこの酒井。前述の「七変化」で幸先のいいスタートを切り、今後さらに露出を増やしていくことが想像される。

(お笑い研究家・鈴木旭)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  3. 3

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  4. 4

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 5

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  1. 6

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  2. 7

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  3. 8

    巨人・岡本和真が狙う「30億円」の上積み…侍ジャパン辞退者続出の中で鼻息荒く

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    光GENJIは全盛期でも年収3000万円なのに…同時期にジャニー&メリーが3億円超稼げていたワケ