金星配給ペース歴代2位!横綱豊昇龍を襲う負の連鎖…初日黒星発進で“取材拒否”の体たらく
初日から両横綱の明暗が分かれた。
難敵の高安を下した大の里(25)に対し、豊昇龍(26)は平幕の伯桜鵬に惨敗。黒星発進で金星まで配給する踏んだり蹴ったりのスタートである。
低い姿勢で頭から当たってきた相手に後退させられると、自らも引いてしまうミス。左を差され、あっけなく寄り倒された。負けると取材を拒否することが多い豊昇龍だが、この日も例に漏れず無言。取り付く島もなく、会場を後にした。
「調整遅れが響いているのではないか」と、ある親方が言う。
「今場所前、出稽古は元大関で十両の朝乃山としかやっておらず、常連だった時津風一門の連合稽古にも参加しなかった。10月のロンドン公演から帰国後は時差ぼけに悩まされたようで、本人も『普段と違う』と話していましたからね。全体的に軽めの調整しか行えなかったので、エンジンがかかるまで時間がかかるかもしれない」
だからといって対戦相手は待ってくれない。それどころか、横綱の弱り目は平幕力士にとって、金星獲得のチャンスだ。


















