ああ、日曜は悩ましい。神尾楓珠の胸キュンか、及川光博のほっこりか…どっちのドラマをリアタイすべき?

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コクハク

日曜ドラマのイケメン対決

【燃えよ!イケメンファイル】

 日曜の夜が悩まし過ぎて困っています。

 というのも、「すべての恋が終わるとしても」(テレビ朝日系)と「ぼくたちん家」(日本テレビ)、ふたつのドラマの時間帯が一部被ってしまい、どちらをリアルタイムで見るべきかと、毎週、頭を悩ませているのです。

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神尾楓珠、キャラ崩壊か? と思いきやホッ…

「すべての恋~」は、葵わかな神尾楓珠がダブル主演を務めるせつな系胸キュンラブストーリーです。

 葵演じる羽沢由宇と神尾演じる大崎真央は高校の同級生。絵がもとで仲良くなり、美大を受験。大学は東京と神戸と離れ離れになりましたが、遠距離恋愛で、愛を育みます。いつしかすれ違い始め、やがて真央から電話で一方的に別れを告げられます。

“運命の恋”だと思っていた由宇は、未だに真央への思いを断ち切れず。月日が流れ、仕事相手として偶然の再会を果たした2人――。

 と、まあ、このように物語は紡がれていきます。運命の恋だと思っていたのに実は違っていた、ということは、誰にでも似たような経験があるのではない でしょうか。

 元カレへの気持ちが吹っ切れず新しい恋にいくことができない、という由宇の想い、痛いほどわかります。真央が突然別れを告げたのはなぜか? 物語の続きが気になります。



 そして、イケメン的に気になるのは真央役の神尾楓珠です。現在、「ピルクル」のCMで、大声を張り上げ、サンシャイン池崎の大声がなり芸を披露していて、イケメンキャラ崩壊かと心配しましたが、このドラマでは芸術系男子を繊細に演じていてほっと胸をなでおろしました。

 実年齢26歳というのに、高校生を演じてもなんの違和感もないのは、ピュアな心を忘れていない証です。少年のような屈託のない笑顔から一転、思い詰めたような影のある表情、そのギャップがたまりません。意志の強い眼差しに吸い込まれてしまいそうです。

白洲迅、藤原丈一郎も目の保養

 物語は由宇と真央を中心に描かれるのですが、同時に、彼らの周りにいる男女の恋の行方も描かれていきます。

 その中にも注目のイケメンさんが…。1人目は、由宇と真央と共に新広告プロジェクトに参加する野北駿太郎。演じるは白洲迅です。アニメから出てきたかのような美しいメガネ男子で、目の保養をさせていただいております。黒縁メガネがほんとうによく似合うのです。

 由宇とは誕生日が同じでなにかと気が合い、もしや恋に発展するのでは……という気配。ちなみに誕生日がわかったのは、ふたりともメールアドレスに誕生日を入れていたことから。なるほどそういうところから恋に発展することもあるのか、と、さっそくメアドを誕生日バージョンに変更。運命の恋に出会えますように。

 それはさておき、もうひとり、真央の友人・西颯役でなにわ男子・藤原丈一郎も出演しています。こちらは全力いい奴で、まんま本人かと思うほどナチュラルな演技で楽しませてくれます。

こういうミッチーが見たかったんだ!

 一方の「ぼくたちん家」は及川光博が、なんと21年ぶりに連続ドラマ主演を務めます。物語はミッチー演じる心優しきゲイの波多野玄一が、クールな中学教師・索に恋するところから始まります。

 同棲していたカレと別れ、家を出て車中泊する作田索。彼のことが気になり、疎まれても世話を焼く玄一がいじらしいこと。

 ミッチーはこのところ裏切り者や冷酷な役柄が多く、それはミッチーが演じることで、ただの悪者ではない複雑な二面性が感じられるからで、とくに彼が出てくると、「何か企てているのでは」とか「裏切るのでは」という視聴者を安心させないところ大いに魅力的。



 ですが、今回「ぼくたちん家」を見て、こういう役が見たかったんだ! と思いました。優しさオーラ全開のミッチーに癒されまくりです。

 難をいえば、玄一は50歳のオッサンという設定なのですが、ミッチーにオッサン要素がないので、まったくオッサンに見えないところでしょうか。

お帰りなさい、手越祐也

 ミッチーが恋した中学教師・索を演じているのは、お久しぶり、お帰りなさいの手越祐也です。トレードマークの金髪を黒髪にして、クールなゲイを演じています。

 索の元カレ・吉田亮太役の井之脇海も気になります。ほかにも、トー横キッズの力になろうとして、相手にされない「ニコまど」の職員・鯉登裕太郎役の大谷亮平も気になります。

 今期のドラマの中では「じゃあ、あんたが作ってみろよ」と1、2を争うほど好きです。ミッチーが幸せになりますように、と応援しながら見ています。

 胸キュンか、ほっこりか。どちらをリアルでみるか、ああ悩ましい。

(ボルドー太田/イケメンソムリエ)

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