【ひまわりの種】水分を補充して大腸に潤いを与え便秘を改善
秋になってから、トイレの時間が長くなった。いきんでもなかなか出ない……。じつは秋は「便秘」が悪化しやすい季節です。寒暖差が大きいために自律神経が乱れやすく、その影響が腸に及んで便秘を引き起こしがちになるのです。
また、夏に比べて水分を摂取しなくなるため、腸も乾燥してしまうことで便が固くなり、排出できなくなってしまいます。気温が下がり、腸が冷えることによって蠕動運動が低下することも、便通の悪さに拍車をかけてしまうのです。
シニアの場合、そもそも腸の働きが低下しているため、便が腸内に停滞する時間が長く、便の水分量が少なくなって硬くなります。そのうえ、加齢によって体内の水分量も不足しているので、とりわけ秋は便秘しやすくなってしまうのです。
ほかにも、年齢を重ね食事量が低下して便の量が減少したり、筋力の低下で排便時にいきめないなど、シニアの腸内環境は悪化しやすい状況になります。たかが便秘といっても、腸内に老廃物がたまった状態は大腸がんのリスクを高めるうえに、全身のトラブルにつながります。症状を感じたら、早めに対策を講じることが重要です。


















