相次ぐ教師による盗撮はなぜ起こるのか…「学校には児童生徒と教師の間に圧倒的な力関係の差がある」

公開日: 更新日:

斉藤章佳(精神保健福祉士・社会福祉士・西川口榎本クリニック副院長)

斉藤章佳氏(C)日刊ゲンダイ

 今年6月に発覚した教員グループによる児童盗撮事件は、世の中に衝撃を与えた。「下着姿という秘密を見ることができ優越感や達成感を得ていた」と供述したのは、逮捕されたメンバーの一人だ。グループには10人近くの教員が参加していたとみられ、盗撮画像をSNSで共有していた。このところ、学校内での盗撮事件が相次ぎ、子供の安全への懸念は増すばかり。彼らはなぜ、同意なき撮影という性暴力に手を染めてしまうのか。

  ◇  ◇  ◇

 ──教師による盗撮は、これほど多かったのでしょうか。

 たしかに、先生が児童生徒を盗撮するという事案は以前からあったものの、ここまで注目されることはありませんでした。実際、教員による児童生徒へのわいせつ事案自体は、盗撮に限らず年々増えています。文科省によると、2023年度の性犯罪・性暴力に関する懲戒処分などの事例は320件で、過去最多となっています。最近では、子供が子供を盗撮するという事案も急激に増えている。スマートフォンが普及した影響は大きく、当クリニックが昨年10月に開院してからのデータでは、性加害に関する相談のおよそ6割が盗撮です。

 ──盗撮は依存症としての側面も指摘されています。 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り3,069文字/全文3,589文字)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深